◆よくある質問 - Q&Aコーナー

この頁では、藤原北家世尊寺流「神心書道」をこれから始める方・始めた方からの質問にお答えしています。

※ある程度の回答数になった質問を順次追加しています。

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■神代文字・神心書道について

 

Q1.神代文字って何ですか?難しいですか?

神代文字とは、漢字伝来以前の日本各地に存在した古代の文字のことです。初代天皇の「神武天皇」即位より前の時代を日本神話の「神が治めた時代」という意味で「神代」といいます。この時代の文字が全国の由緒ある神社・遺跡・遺物などで発見されたことから、これらの文字を「神代文字」といいます。入門コース程度なら、まったく難しくありません。上に進むと「神符」「神言」のボリュームが増えていきますが、理論が難しくなるわけではないので意欲があれば問題なく修得できます。参考までに、考古学・歴史学の観点では縄文時代から弥生時代が「神代」と同じ時代にあたり、前述の神武天皇「即位」は「皇紀」から逆算すると縄文時代後期~弥生時代初期頃の出来事です。

 

Q2.習字と神心書道は何が違うのですか?

習字は決まった書き順、決まった「とめ・はね・はらい」で特定の文字型を覚えるためのもので、元々は子どもが筆で字を正しく書けるようにと学ぶものでした。そのため「字を習う=習字」といいます。書道になると「芸術性」が重視され、書き手の感性でいかに魅力ある「書」を描けるようになるか、という修道になることもあり「書の修道=書道」といいます。神心書道は「神の心・神の書を会得する修道」なので「神心書道」といいます。当然ながら神代文字の文字型を学ぶわけですが、神代文字で「書」を描くということには芸術性の一面もあり、神代文字の「使い方」ともいえる「書術」とその「理論」も学びます。ですので、こういったことが習字との「違い」といえます。

 

Q3.神心書道を通して、どのようなことが学べますか?

神心書道を学術的に総評すると「運を科学する学問」といえます。「運」とは従うものではなく自分で自由自在に開運できるものであるということと、その手段・方法。神代文字の文字型・活用法とその書術やルール、神心との向き合い方。これらの原理・法則などを歴史的な側面も裏付けながら体系的に学びます。そして、本物の強運と自信が身に付きます。

 

Q4.神心書道は誰でも学べますか?年齢や性別に条件はありますか?

はい、どなたでもOKです。例えば、外国人でも日本語での読み書きができれば学べます。年齢・性別に条件はありません。但し、受講希望者が未成年の場合、申込者/契約者は親権者となります。

 

Q5.入門コースを修了して貰える資格はなんですか?

入門コースを修了したみなさんに発行しているのは、藤原北家世尊寺流の入門コース「修了証書」と「雅号命名書」「雅号の附表」となります。「資格」としては師範代コースへの昇道資格が授与され、呼称としては「書士」の称号が授与されます。

 

 

■通信講座について

 

Q1.学習にどのくらいの時間が必要ですか?

通信講座の修了に最低限で必要な時間という意味では、1ヶ月に1回、1〜2時間程度の学習時間だと思います。実際の受講生は、1週間に1回1時間~2時間くらいの学習時間を使っている方が多いようにも思います。好きこそものの上手なれ、なのです。

 

Q2.まったくの初心者で、何もわかりません。申込みをしても大丈夫ですか?

申込み、大丈夫ですよ。最初は誰でも初心者です。まずは気軽にスタートしましょう。

 

Q3.受講期間が過ぎてしまいました。追加費用はかかりますか?

藤原北家世尊寺流では、受講期間(1年)で修了できなかった場合、該当講座の修了まで1年毎に無期・無料延長の保証をしています。追加費用はかかりませんので、もし受講期間が過ぎてしまっても追加費用は気にしなくて大丈夫です。安心して修了まで無料受講してください。

※注:年会費は年次で発生します。

 

Q4.キャンセルすることはできますか?

申込の翌日から起算して1週間以内であればクーリングオフが適用されます。クーリングオフ期間が過ぎている場合は、経過した月数で受講料を案分精算して残月数をキャンセルすることができます。

 

Q5.いつ申し込めばいいですか?

入門コースの通信講座に関しては、いつでもお好きな時にお申込みされて良いと思います。思い立ったが吉日でしょう。 

 

 

教室の開講、問合せについて

 

Q1.神心書道の認定教室を開講したいのですが、どうしたらいいですか?

Web事務センターで認定教室の登録手続をしてください。サポート備品(名刺など)を支給して、教室が永続的に発展成功するようにご案内いたします。

 

Q2.問合せの連絡先を携帯メールアドレスに設定してもいいですか?

はい、OKです。ただ通信講座の受講では添付ファイルを開く必要がありますので、PCでの送受信ができるメールアドレスのご利用を推奨いたします。

 

Q3.問合せをして丸1日たちますが、返信メールがまだ届きません。どうすればよいですか?

お時間がかかっておりまして申し訳ありません。事務局では受信順に回答メールを返信しており、通常は受信から24時間以内、遅くともなるべく72時間以内に返信メールをお送りしていますが、繁忙期はこの運用ルールに遅れることがあります。また家元/宗主又は書聖クラスの見解が必要な、レアケースの問合せについても72時間以内にメールを返信できないことがあります。なお土日祝日・GW・夏季休暇・年末年始・当流所定の祭日は定休日ですので、メール受信の起算日が翌就業日からになります。

 

Q4.師範代が、秘伝を学ぶことはできますか?

師範代が秘伝を学ぶには、まず師範コースを修了して検定に合格、次いで当流所定の審査(又は、書聖以上による面接)で認可を受けて「秘伝」の修練に入ることができます。いわゆる「飛び級」的なことはできません。あしからず、ご了承ください。

 

 

■雅号・堂号・斎号について

 

Q1.雅号・堂号・斎号はどんな使い方ができますか?

「号」とは当流家元から贈与される「書家名」「アーティストネーム」で修道段階に応じた価値がありますが、その使用方法については「こうでなければならない」というルールはありません。例えるなら、仮にもし「印鑑」をもらったとして、その印鑑をどう使うかはもらった人が決めてよいのとも似ています。ただ「雅号」は作品の作者名に、「堂号」は認定教室などのビジネス的な一面を持つ屋号に、「斎号」までお持ちなら斎号+雅号を「職業名」として、という具合にお使いになるのが優雅なようにも思います。

 

Q2.号の名前を自分で決めてもいいのですか?

「号」は古来より「師」が弟子に授けていたものなので、本来は自分で決めるものではありません。ただ今は21世紀の現代ですので、ご希望であれば一文字まではご希望の字を出していただき、その一文字を使った「号」を授与するという対応もしています。ご希望があれば、そのさいはお申し出をしてください。

 

Q3.「号」ではなく「本名」で活動してもいいのですか?

はい、OKです。「号」はあくまで「贈与」されるものなので、必ず使わなくてはいけないというものでもありません。すでに本名で何らかの職業・お勤めにあり、付加価値として神代文字や書術を活用する場合など、本名で活動される方も多くいらっしゃいます。

 

 

■修道・昇道について

 

Q1.1回の学習にかかる所要時間は、だいたいどのくらいでしょうか?

人による、というのが正直なところですが、1回当たりで平均すると1時間~2時間くらいという方が多いように思います。本格派や凝り性な方ですと、実習で神社や聖地に出向く場合は休日を利用して丸1日~数日かけたという方も見受けられます。

 

Q2.神代文字を書く時は正座なのでしょうか?

いえ、正座という決まりはありません。現代は椅子に座って書く方が多いようにも思います。正座で書いてもいいですが、お好みでOKです。

 

Q3.初めての場合、どんな道具を揃えればよいですか?道具はどこで買えますか?

とりあえずという意味であれば、筆ペン一本あれば始められます。進むにつれて道具を揃えたくなってくると思いますが、その場合は「筆」「墨」「和紙」「文鎮」「硯(すずり)」などの道具があります。筆は抜け毛の少ない獣毛のもの、墨は練習用なら市販の墨汁でもかまいませんが、書術用の墨は国産の油煙墨で擦るのが良いでしょう。和紙ははじめのうち「にじみの少ないもの」を使うと練習がはかどります。上達してくると物足りなくなってきますので、上級者用の和紙に変えるとよいでしょう。文鎮は長い棒状のタイプは不向きですが、あとはお好みで良いでしょう。硯はちょっと奮発して良いものを使うと良いと思います。良い硯で墨を擦ると墨の発色が良いので書が楽しくなってきますので。お近くの文具店や最近はホームセンターでも良い品が揃えられますし、ネットショップなどで良い品をお安く購入することもできやすくなってきています。

 

Q4.神心書道の師範まで行きたいと思っています。総額はいくらでしょうか?

年会費の項目があるため、ひとまず「全コースを1年で修了した」という前提で計算いたします。

 

・入門/師範代/師範

 →各12万円+税×3=36万円+税

・検定料(師範代/師範)

 →各1万円+税×2=2万円+税

・入会金

 →入会時のみ/1万円+税

・年会費

 →1万2千円+税×3年=3万6千円+税

・合計

 →42万6千円+税

 

ということで、

合計=42万6千円+税

これが、藤原北家世尊寺流「神心書道」師範になるまでの「総額」となります。

 

Q5.入会金・年会費・受講料の他になにか費用は必要ですか?

受講に関して、当流でかかる費用は入会金・年会費・受講料の他にはありません。但し、学習で使う道具・資材や検定の受検料は自己負担です。

 

Q6.普通のOLが仕事をしながらでも続けられますか?

はい、続けられます。OLさんの申込みは多いように思います。特に入門コースはわかりやすくてカンタンです。

 

Q7.師範代を飛び越えて師範になることはできますか?

藤原北家世尊寺流では、いわゆる「飛び級」的なことはできません。あしからず、ご了承ください。

 

Q8.秘伝を修得できるようになるには、どのくらいの時間が必要でしょうか?

順当な見解を申しますと、入門で1年、師範代で1年、師範で1年、合計3年を経て秘伝の修得にチャレンジが可能ということになります。

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