- 奇跡は未来からやってくる -

2019/11/04

 

 

今回のコラムは、現在の日本、さらにはいま世界中で起きている「パラダイムシフト」から、ちょっと書いてみようか。

 

元々は、このパラダイムシフトという言葉、アメリカのトーマス・サミュエル・クーンという科学者(哲学者でもある)が述べたものなのだが、英語だと「paradigm shift」と書く。

 

意味は、それまで「あたりまえ」と考えられていたこと、例えば思想、常識、あらゆる価値観などを、根底からひっくり返したかのごとく、劇的に、言い換えるなら革命的に変革する様子をいう。

 

ニュアンスなら「パラダイムチェンジ」でもいいのだが、日本ではパラダイムシフトの方がわかりやすいだろう。前述のトーマス・サミュエル・クーンが scientific revolutions = 科学革命で提唱した「パラダイム概念」の説明で用いたので、パラダイムシフトという呼称が定着した。

 

例えば、無国籍資本主義の国際金融、それらの配下にある一部のマスコミネットワークという仮面を被ったプロパガンダ機関、こういった戦後利権ともいえる構造がついに崩壊しつつある昨今の事象も然り。インターネットやiPhoneに代表されるスマートフォンの普及、ふつうに暮らす人たちがリアルタイム・デバイスを持ったことによる、情報コントロール手法の崩壊、昨今の世界情勢なども、また然り。

 

これらは、現代のパラダイムシフトなのである。

 

これから20世紀の「あたりまえ」はどんどん崩壊し、終焉に向かう。そして、どんどん新たな違う「あたりまえ」ができていくのだ。これからは情報のコントロールにより対立を煽ったり、争いを作ったり、不安を作ったり、金を貸し、武器を売り、薬品を売り、資源を奪い、etc...というビジネスモデルがついに成り立たなくなっていく。

 

そして近い将来に、地球上を「真の平和・真の幸福」が包む時が来る。「クニノトコタチ」からのメッセージにあったように必ず来る。

 

ただ残念ながら、まだしばらくはパラダイムシフトの真っ最中なので「好転現象」という一見するとマイナスにも見える事象が多く現れるのも、今の我々が生きる時代のタイミングである。

 

これらは地球上の神々による合同作業ともいえるもので、目的はただひとつ。「地球のクリーニング」である。

 

まだ、世界中の多くの国では旧権益構造側に属し、各国の人民から経済的な搾取ばかりしてきた無国籍=アナーキー勢力群が、蓄えてきたその膨大な資金力によりかなりの力は持っている。

 

例えば、中国共産党軍部がウイグルやチベットなどで今も行う残虐非道な行いは、実は習氏の敵対勢力が行なっているものだ。その目的は地下資源の略奪であり、早い話が、欲望のために人々を苦しめている勢力と習氏は戦っている。

 

日本では「中国はとんでもない国だ」と一括りにして習氏を非難する声が圧倒的に多いのだが、実は真の非難すべき相手は習氏の敵対勢力である。人口約14億の中国が、コミンテルンの亡霊ともいえる中国共産党が、一枚岩の独裁政権国家などという見解はウソっぱちだ。

 

最近なにかと話題の香港は、実はこの勢力がマネーロンダリングをするための本拠地だ。そして、香港独立といえば聞こえはいいが、その目的は香港を世界のマネーロンダリングのハブとすることであり、すでにかなりそうなりつつあったのだ。

 

ちょっと国際金融の知識があればすぐにわかるので、もし興味がある人は調べてみるといい。

 

その証拠に、市民デモの扇動をしているともいうべき彼らは習氏と敵対する勢力が送り込んだ工作員ばかりだし、我が国の尖閣諸島にちょっかいを出しているのも同じ勢力の配下だ。彼らは軍部の50%以上をまだ抑えている。

 

日本人が嫌う習氏は、中国という国をなんとか正義に基づいた質の良い先進国にしようとその勢力を相手にまさに奮闘している最中なのだが、敵対勢力はこれまでに搾取してきた膨大な資金力で抵抗している。そして、まだ現時点の習氏は「やや分が悪い」とも言える。だがしかし、最終的には勝つことになっている。

 

我が日本国では、安倍氏は米国のトランプ氏とタッグを組んで、日米の同じ勢力と戦っている真っ最中である。悪神に魅入られた悪党たちはウォール街にいるのだ。ずいぶんとニューヨークにいた私が言うのだから本当だ。

 

安倍氏には子供がいないこともあり、国家・国民のためなら自分の命など惜しくないと思っている。トランプ氏は自分がもう高齢なので、愛するアメリカの為に最後のご奉公だ、やり遂げて死ぬなら本望だ、と思っている。だからこの2人は仲が良い。

 

そして、この2人が中心となって「真の平和・真の幸福」が世界を包む。未来が必ずそうなる。インド・太平洋戦略がその礎になることは決まっている。

 

まぁ、ご大層な話はここまでにしておこう。

 

とにかくこのように、時間とは過去から未来へ流れるのではなく、未来から過去へと流れている。

 

ではこの「時の法則」を、あなたに置き換えてみようか。一般に『奇跡』と呼ばれるもの、もっと身近に言い換えれば、突発的な閃き、インスピレーション、こういったものは実は「過去」から一方通行的にやってくるものではなく、未来からのメッセージによりだんだん現実化してくるものだ。

 

それを言葉や描写で表現できる能力のことを、みなさんが知る言葉では「予知能力」ともいっている。この能力を研究している科学者たちがいるのは、ご承知の通りだ。 

 

例えば。宇宙が誕生して、地球が誕生して、地球が生命の誕生にふさわしい環境になって、生命体が生まれ、数々の進化の過程を経て、ある時代に突然変異的に人類が誕生し、現代に至っている。 

 

この流れを辿ってみると、その時点での確率論=過去情報の蓄積だけで考えていては、とてもじゃないが説明のつかないことが膨大な数で起こっている。環境系の科学者たちが地球を『奇跡の星』と呼ぶ所以である。 

 

だが実際のところ、これらはすべて地球の「予祝」なのである。予祝とは望むべき未来の現実化である。

 

突然現世に現れたそれまで無かった事象というのは、過去の経験や記憶の中から生み出される通常の事象とは明らかに異なるものだ。 

 

例えば。文明を発展させてきた数々の発明、アイデア、それらは未来においては現実となっていること、そこを起点にして過去の発明する者の脳裏に舞い降りてきた「インスピレーション」だ。そう考えるとしっくりくるであろう。 

 

余談だが。Apple社を創造したスティーブ・ジョブス氏は後世で「神」になる。 

 

「神の領域」では発想の転換をするものなのだ。そうやって、視点を意識的に変えてやると、今まで見えていなかったものが見えてくるというわけだ。 

 

ちなみに、過去の経験の意味を知りたい時は現在を起点にするといい。現在経験していることの意味を知りたい時は未来を起点にするといい。 

 

そして、いま何らかの「種」を蒔いておくのは将来の不確実な何かのためなどではなく、すでに確定している未来からの成果を、これから体験すると考えるのである。 

 

そうすると、生きていく上で大切な「信じる力」をより一層強くもできるだろう。

 

心理学の分野では

 

【 不安感・ストレス = 重要度 × 不確実性 】

 

と表現している。で、あるならば。

 

未来から不確実性が取り除かれることで、いま経験していること、これから経験すること、未来に対する恐れや不安がなくなる。

 

たとえば、いま誰かが何かつらい状況にあるとしよう。 

 

過去に原因を求めると、後悔が生まれる。過ぎてしまって変えられない過去の出来事に原因があるとすれば、苦しむだけだ。しかし、事実は違う。

 

未来には、つらい状況を乗り越えて成長し、ひと回り大きく、強くなった自分がいて、未来にいる成長した自分の存在が、いま目の前にあるつらい状況の原因だと考えるのが正しい。 

 

未来からの視点で現在を見ることによって、恐れや不安が無くなり、信念を強く持てるようになる。

 

『パラダイムシフト』とは、なにも恐れるようなことではない。未来から奇跡がやって来ることをいうのである。 

 

だから安心していい。元氣を出して生きていくのだ。

 

 

秀麻呂