- 2023年の未来予告を記そう -

  

 

この原稿が更新されるのは年も変わった1月第2週なので、今回は「神話×小説」の回をいったん休載として、ちょっと「2023年の未来予告」を書いておこうか。

 

予てから述べてはいるが、現在の我々は「パラダイムシフト」の渦中にいる。新時代の完成形がみなさんにも予感できるのは、2025年がひとつの目安になるだろう。至高至福の時代もそう遠い話ではないが、それまでには好転反応も数多く出現する。

 

よくいう「好転反応」は、人間の身体に良い治療を行うと良い効果が起きる前に出てしまう、一時的な悪化を伴った副作用や反作用を指すことが多いのだが、わたしがここに記す好転反応の意味は、新時代へ向かうためのマイナスに見える事象全般を指す。

 

ウィルス騒動・ワクチン問題・地域紛争・経済問題・異常気象・etc...そのほとんどは好転反応である。人為的な悪業ですらも根源的な変容へと導くための分岐点でしかなく、これから「破壊と再生」が起こり「生と死」がキーワードとなるわけだ。

 

大きな何かを終わらせることで、新たな大きな何かを生み出す。このパラダイムシフトによる好転反応は、我々人類にとって生易しいものではなく、かなり強烈な側面もある。次いで、世の中の価値観が大きく変化し、資本主義・大量生産・大量消費といった価値観がグレートリセットされる。所有することには価値がなくなっていく。

 

新時代で求められていくのは、お金やモノといった「物質」ではなく、目には見えない「感性と共感」ということになり、これに気づき始めている人は、そろそろ人類全体の2~3%くらいになっているのではなかろうか。

 

もしあなたが、ふとした瞬間に。以前までは「好きだったこと」「執着していたこと」がどうでもよくなっている気持ちに、自らハッとしたことがあるのなら、この「人類全体の2~3%」に入っていると考えていい。

 

全体論でいえば、この一連の変化を通じて、人間の本質である「魂」「心」「意識」が目覚めていくことにもなる。

 

その大きな変化を通じて、エネルギー、資源、食料、人権などのさまざまな問題も解決へと向かうことになり、物質至上主義の価値観は、人間としての生きていく喜びを追求する精神至上主義の価値観へとチェンジするわけだ。

 

ひと言でいえば、いま人類は「進化」を成そうとしている。

 

このような時代のうねりの中で、2023年は「少しずつ方向性が定まっていく」という年になる。これまでの「濁流」が徐々に濾過されて、洗い流されていくイメージだ。2023年には“終わるもの”がたくさんある。これから開かれる扉をこじあけていくために「新しい力」が表れる。これまであったモノ・コトがなくなったり、手放すことになったり、たくさんのモノ・コトが終わっていくため、大きな変化には戸惑うことがあるのかもしれない。一方で、新しい流れも起こりやすく、一気に繁茂する可能性も十分にある。ここ数年の暗いムードを変える「明るい希望」も生まれてくる。

 

あまり時代の重要点まで書くと「時の流れ」に余計な影響を与えるな、などと神心達からクレームが来そうなので、ここからは日常のコト、抽象的な表現、この程度にしておこう。ざっくりまとめると、今年は恋愛・結婚ブームの一年になる。なにか長く頑張ってきたことがある人は、良い評価をうけるだろう。老若男女、ニュータイプの人がそれぞれの属する分野で革命的な事象を起こす。人とのつながりがより深くなることを求める年になり、同時に個人行動ができる自立心が求められていく。新時代へ向かう変化の流れは、2023年から加速する。だから、価値観をブラッシュアップして変化を楽しむぐらいの気持ちで過ごしている人に幸運が集まりやすい。古いものに固執することはマイナスの事象を招く。

 

総じて、今年一年で大切なのは「今まで」にとらわれないこと。「わからない」「めんどくさい」といって新しいモノ・コトを嫌っている人たちは、新時代から振り落とされる。2023年の後半になると、コミュニケーションのあり方はさらに変化し、SNSと距離を置く人たちがある日突然に増えていくだろう。すると、当然だがひとりで楽しむことが流行る。「ひとりで行動できるモノ・コト」が反動でトレンドになるわけだ。

 

ビジネスパーソンは、言われたことだけやっているようなタイプだと指示した人の運気に振り回される。体制が古い組織に属す人は、自分で新しいツールや方法を取り入れながら工夫すると、ビジネス運が良くなる。これからビジネスパーソンになる若い人たちは、確かな技術や知識を身につけておくと大きく開運する。

 

では、2023年。みなさんには、どうか良い一年を過ごしてもらいたい。

 

 

秀麻呂