- あなたのカラダは食で決まる -

 

 

わたしが、ちょうどプライベートで「神心書道」を考案したころ、ある商社グループの新事業開発部門を陣頭指揮していたことがある。

 

その時に企画立案して創業したのが、今もある「食学」の団体だ。

 

わたしは、創業時の立ち上げ「だけ」がミッションだったので、手離れしてからはもう随分と年月が経ったのだが、しばらく見ない間にオーナーチェンジがあったそうだ。

 

風の便りでは、今は渋谷区の外れに移転したとのこと。

 

この「食学」とはわたしが考案した名で、大手ビールメーカーのキャンペーンなどにも使われた。美容食学などの派生分野は世の女性たちに大いに人気があった。

 

この食学、実は理論のベースにあるのは食養学~玄米菜食であり、カタカナでマクロビオティックなどと呼ばれたパートもあるのだが、早い話が「健康を望むなら良い米を食せ」「米を食すのなら玄米が一番だ」というコンセプトの学術だ。

 

ただ、実際に現代人が「玄米菜食」をやるとなると、100%玄米だけの「ご飯」というのは美味しくない。

 

ハッキリ言えば、マズい。

 

食が進まないのでは続かないので、15%〜せいぜい30%程度の玄米と、5%〜10%程度の麦を白米と混合して食すのが現代人には相性が良い。

 

身土不二だの、医食同源だの、理論や細かい話に興味はないだろうから、

 

「白米:4/玄米:1/麦:0.5」

 

の比率で研いで炊きあがった混合飯を、毎日。20代~せいぜい30代くらいまでなら一日三食、40代以降は一日二食、コレだけでいい。

 

コレだけを、せめて1ヶ月30日のうち20日以上できていれば、あとは肉でも魚でも、何を食べても、オールOKだ。食学の考案者が保証する。

 

病弱ならだんだん健康になってくるし、太っていれば多少の運動で痩せやすくなるし、痩せすぎなら適度に肉がついて骨も丈夫になってくる。

 

やったことがない、という人なら効果テキメン。三日坊主の人は、まずは2ヶ月やってみよう。

 

なぜ、こんなことをいうのか?

 

みなさんの「食」で一番重要なのは「毎日、カラダに玄米を与えること」だからだ。

 

その他の調理法や食養学・栄養学の細かい話は、あなたの「健康」「美容」やアンチエイジング、世の子供たちの成長・発育には、ほとんど影響がない。

 

我々のカラダは、食によって作られる。カラダだけではなく、ココロも食で作られる。良い物を食べてカラダが喜べば、ココロも幸福に満たされる。

 

カラダというのはココロと一体であり、カラダとココロによって人生は作られる。

 

完全なる玄米菜食へのこだわりは現代人にとって「偏食」である。

 

偏食は「カラダ」か「ココロ」のどちらかにバランスが偏る元である。食学の考案者に言わせれば、食べたいものを、適量に、食べてよいのだ。

 

玄米さえ毎日食していれば、あとの要素に大した差異はない。

 

「健康」は、失って初めてそのありがたさを実感する。

 

体力が弱くなると精神力も弱くなるし、精神的なストレスが溜まると、カラダの健康も損なってしまう。人生とは、カラダとココロの存在があって成り立つ。だから、食を大事にするのが重要なのだ。

 

江戸時代中期に日本一の観相家で「節食開運説」を唱えた「水野南北(みずのなんぼく)」という人がいる。

 

この人が書した「相法極意修身録」には最初にこうある。

 

『古人の曰く、天に無禄の人を生ぜずといえり。貴賎とも各々分限に応じ、天よりあたうる所の食物は、ことごとくその極りあり。このきわまりあるを以って禄という。即ちおのれが食、天に極りあるを以って無禄の人を生ぜずという。これを以って人は天禄を得ると言う。これをみだりに喰い費す者は、天よりあたうる綱紀の内欠けるなり。凡そ生あるものに食定まらざる者なし。即ち生命とともに得るものは食なり。故に命あれば食あり。食あれば命あり。これによって命は食に随う。ここを以って俗に命は食にありといえり。然れば食は命を養うの元にして、生涯の吉凶悉く食より起る。唯、恐るべきは食なり。慎しむべきは食なり。鳴呼、食たり。』

 

資本主義の先進国で庶民の口に入る食べ物には、成長促進剤を沢山与えた家畜や農作物が現材料になっているものが多い。

 

そのため、これを常食する人はやたらに太ってしまう。「砂糖」や脂っこいものに満足感を求めたくなる成分も含まれている。

 

とどのつまり、しっかりとバランスの取れた質の良い食事をして、肉体と精神の健康を保つことが大切、となるわけだが、この「バランスの取れた質の良い食事」で日本人に一番適した万能食材がある。

 

それが『玄米』である。

 

地球上の全人類が、自然の摂理に反した成長促進剤など使っていない、天然・自然の健康な原材料による食べ物だけを十分に食べられればいいのだが、残念ながら現在はまだそういう構造になっていない。

 

それでも、世界的に見ると日本はまだかなり良い方で、自らに「良い選択をする意志」があればその構造に巻き込まれることなく生きていける。

 

だから、これだけは覚えておいてもらいたい。

 

「食はあなたの人生を左右する。」「玄米を食せ」

 

あと、ファストフードやスナック菓子には気をつけるのだぞ。

 

 

秀麻呂