「仙酔島」でパワーチャージ

 

 

昨今の社会情勢のせいか、おススメのパワースポットのことを聞かれる場面が増えてきたように感じている。

パワースポットというのは、要するに天地・自然・宇宙から天神地祇、多様なフリーエネルギーが集中する場所ということになるのだが、その本質は「その人がパワーを得られる」ことにあるのだから「行きたい」と思う場所こそが「御神縁」だと私は思う。

だが、それだけで終わらせてはつまらないので、今回は広島県福山市「鞆の浦」にある「仙酔島/せんすいじま」を記しておこう。

 

この島は、瀬戸内海の潮と潮がぶつかることで「不思議な力が宿った」と伝わる島で、地質学的にかなり珍しいスポットがいくつも点在しており、多忙な現代人なら降り立っただけでも、この地の大きなエネルギーを得られる。

 

「仙酔島」が位置するのは「日本でもっとも癒される港町 」と呼ばれ、某アニメ映画の舞台になったとも言われている鞆の浦の沖合だ。1934(昭和9)年に選定された国立公園の第1号「瀬戸内海国立公園」の中心的な場所で、国立公園の記念切手モデルに選ばれたほどの景勝地である。

名前の由来は「仙人も酔ってしまうほどの美しさ」で、歴代の天皇陛下や皇室の方々は幾度も訪問されている。

 

仙酔島は、周囲わずか5kmほどの小さな島で、1時間に2~3往復する渡船「平成いろは丸」が唯一の交通手段だ。

古くは「宮島・嚴島神社」大鳥居建立の第一候補地だったともいわれ、江戸時代より前には鞆の浦海上に鳥居があったという説も残る。ちなみに島へ着くまでにかかる乗船時間は約5分ほどである。島内には車両の乗り入れができず、バスやタクシーもない。島に渡ってしまえば移動は「徒歩」のみだ。「平成いろは丸」は、幕末に坂本龍馬が率いる海援隊が乗り込み、鞆の浦の沖合で沈んだ蒸気船「いろは丸」を模したデザインで、船内もレトロ調。紹介パネルや記念撮影コーナーもある。

 

一般的に神社では参拝前に手水舎で手と口を浄めるものだが、ここ「仙酔島」では、身を浄める作法として「潮風呂」という風呂に入る。

古来日本では、聖域を訪れる際に周辺の川や湧き水で「全身を浄める」のがもともとの慣わしであったが、時代の変化で現代の手水舎の作法に簡略化された。しかし仙酔島では古来の作法がそのまま残っている。「潮風呂 」とは海水を汲み上げて沸かす珍しい海水風呂で、湯にはミネラルがたっぷり含まれるため「若返り風呂」とも呼ばれる。

 

潮風呂で身を浄めたら、まず訪れることを推奨するのが「国民宿舎 仙酔島」の目の前にある「田ノ浦」だ。ここは、人体に「溜まっている電磁波」=「陰の氣」を放出できると言われる珍しい砂浜で、この砂浜を素足でゆっくりと歩くと、人体・心身への悪影響を及ぼすエネルギーをキレイに放出でき、地質学/物理学の視点からもそれが証明できる正真正銘のパワースポットとなっている。

 

さらに「田ノ浦」から海岸沿いの遊歩道を進むと、日本では唯一この「仙酔島」にしかないとされる「五色岩/ごしきいわ」がある。太古に地球のマグマが隆起して地上に突出したエネルギーの高い場所「ハレの地」といわれ、青、赤、黄、白、黒の岩が延々と1kmに渡って続いている。創建が「日本最古」ともいわれる熊本県上益城郡山都町の「幣立神宮/へいたてじんぐう」に伝わる「五大陸」の人種を示した「五色人」と同じ五色である。

 

ちなみに、インド哲学の源流となった古文書にも「五色の岩には神秘のパワーがある」と記されており、世界的に見てもかなり珍しい場所だ。「五色岩」に触れるだけで「地球のエネルギーに通じることができた」という人もいる。

 

次に、龍にまつわるパワースポット「龍神橋」がある。この辺りには「龍が出入りする穴」がある。この付近では、見える人なら龍が見える。龍神にはちょっとした「願意」ならすぐに叶える効験があり、願意を伝えるには橋を渡り切ったところにある「三角形の石」を使う。この石の元は「はがれ落ちた龍のウロコ」といわれており、この石に乗って願いをかけると、ちょっとしたことならその願いがすぐに叶ったともいう。

古くは、龍の背中に乗ったら幸せの方向に導いてくれたという伝承もあるのだから当然か。

 

田ノ浦から山の入り口にかけて広がる芝生広場に面しては、瀬戸内海で採れた新鮮な海の幸と、山の幸を味わえる食事処「洗心の間」がある。店内は古民家のような雰囲気で、囲炉裏があるのだが、おススメは「予祝」ができる和食膳があることだ。その名も「願いが叶った膳」という。

そこそこの願意なら、この膳で「予祝」をしてもいいだろう。

 

最後に、この島で旅の仕上げに体験としておススメするのが「江戸風呂」だ。「仙酔島」の名物ともなったこの風呂は、デトックスを追求した「ホンモノ」の健康風呂である。塩水風呂の「胎内風呂」は母親の羊水に限りなく近い塩分濃度で体がプカプカと浮く。

 

「仙酔島」には、この他にも神のエネルギーと繋がってメッセージがもらえる「閃きの門」など、現代人には不思議なスポットも多くある。どんなパワーを感じるかは個人差もかなりあるが、一度は行ってみるといいだろう。

 

なお「日本列島」は、じつは地球上の陸地において一番パワースポットが多い土地である。

 

 

秀麻呂