- 古代アイヌのパワースポット in Hokkaido -

 

 

知っている人は多いのだろうが、研究者としてのわたしはここ5年くらい北海道各地の(主に古代アイヌの)遺跡/記録を調査している。札幌の別宅を拠点に毎月1〜2回は北海道のあちこちから情報提供を受け、コレは?!と思えば出向いてみるわけだ。

 

そこで今回は、いよいよベストシーズンになった「北海道」にある神居古潭(カムイコタン)という古代アイヌのパワースポットを紹介しておこうと思う。

 

 

神居古潭(カムイコタン)・・・アイヌ語で「神の住む場所」と言われた場所で、一部の非常識な観光客やマナーの悪い来訪者には、なかなかの心霊スポットともいえる。

 

なぜか?

 

それは・・・神居古潭(カムイコタン)という土地は、無礼者やバカ者には厳しい神(カムイ)が、やたらとたくさんおられる場所なのだ。

 

ここは石狩川が流れており、急峻(きゅうしゅん)な流れを持つで景勝地でもある。「ユーカラ」という古代伝承があり、今もアイヌの神話として伝わっているのは、こんな話だ。

 

「かつて、この地にはニッネカムイが住んでいた。

※ニッネカムイ=ニッネ(悪い)+カムイ(神)で、悪神・魔神のこと。

 

ニッネカムイはこの地に大きな岩を投げ込み、往来するアイヌの民を溺れさせようとした。ヌプリカムイ(=山の神)が見とがめて岩をどかすが、ニッネカムイは怒ってヌプリカムイと争った。

 

英雄神サマイクルカムイがヌプリカムイに加勢したため、ニッネカムイは逃げようとしたところ川岸の泥に足を深く沈めてしまい、動きが止まったところでサマイクルカムイに切り殺された。」

 

というのが、伝承神話の要点である。

 

なお、この地の川岸に残るおう穴群は、そのときにニッネカムイが足を取られた跡だという。また周辺には「ニッネカムイの首」や「サマイクルの砦」とされる奇岩が数多く見られる。

 

 

かなり前にわたしが初めてこの地に足を運んだ時の感想は、カムイコタンは「地球(ガイア)の意志と繋がれる場所」である。人類がガイア理論を肌で感じるにはもってこい。

オーストラリアの「エアーズロック」とエネルギーの性質は同じだが、ここの方がそのパワーは大きい。

 

エアーズロックもそうだが、カムイコタンは「陰/陽」が一体となるための空間で、現世とは時空の質が違う。ひと言でいえば、かなり珍しく、かなり特殊な場所だ。

太古の神(=カムイ)もいれば、人霊が昇華した神もいる。

 

土地の特性としていずれの神々もパワーが強化されるから量子がぶつかり合っている。神居古潭(カムイコタン)は、そういう場所なのである。川の流れが急だったり渦を巻いているのは、そういったエネルギーの現実化である。

 

ふつうの人ならマイナスなことはなく、むしろプラスエネルギーがたくさん得られる土地なのだが、その感じられ方が、いわゆる神社などの神域とはまったく違う。

人によっては、地に足がつかないような感覚を感じるだろう。体質によっては、エネルギー酔いする人もいるだろう。ざわざわっとした肌感覚(鳥肌など)を感じる人もいるだろう。

 

総論として、カムイコタンは「ご利益を求める場所ではない」といえる。

 

まず本来の「古代アイヌ」的なカムイ(=神)の考え方からだが、カムイとは決して特別な存在ではなく、人間同士と同じように身近な存在であるとされている。但し、人間にはない力(自然の力)を持っている。

 

記紀の神々とは違い、アイヌ神話ではカムイに上下関係はなく、それぞれに役割があるだけという考え方をする。そして、このカムイコタンは、地球に尊敬の念を持ち、天地を大事にする、自然と共存共栄する、生命を無下にしてはいけない、というような太古のカムイ達から発せられる「本質」を理解する場所だと思えばよい。

 

 

カムイコタンの神々は「ここに地球の意志がある事を現世で生きる者たちに伝えよ」というメッセージを感じさせる。

 

陰/陽があるのだから、闇というのは必ずある。それと同じくらいの光がある。今、その光を「生あるもの」すべてにもっと与える必要がある。光がある事を世の人々に知らしめよ。真に地球を理解するため、我らはたくさんの命が「陽」をその眼で見て、肌で感じて、自然の摂理をもっと愛してもらいたいのだ。

 

メッセージを訳すと、だいたいこんな感じだろうか。

 

みなさんも、一生に一度は北海道にある古代アイヌのパワースポット「カムイコタン」へ行ってみるとよい。あなたにも色々なインスピレーション、メッセージを感じられることだろう。

 

 

秀麻呂