- 大凶方位は帳消しできる -

 

 

我々はあくまでも「神心書道」の流派であり、世にある「占術」のたぐいとはコンセプトがまったく違うのだが。ただ「神代文字」と「神」そして、そのバックボーンを教示としているせいか、占術についての相談が稀にある。

 

そこで、季節がらそろそろ「春本番」が近いということもあり、「旅行」などで用いるのが平成のリーマンショックくらいから流行っている「風水」「気学」について、記しておこうと思う。

 

じつは、風水と気学はまったく違うものであり、もっといえば神心の道では「方位神術」というのだが、今回は関係ないので省略する。

 

 

さて本題だ。

 

「旅行で吉方位に行ってハッピーになる。」

 

だいたいの場合、こんな目的で風水・気学を混同したまま使う人が多いのだろう。

年盤・月盤・日盤~凝った人になると「刻盤」(※時盤ともいう)までこだわる人もいるようだ。

 

例えば。

 

九星で五黄土星に産まれた人が、令和二年の3月25日から4月3日までの9日間を期間に南東へ旅行に行くとする。自宅からの距離がこのくらいの場所ならば、そこに滞在すると、4月4日を起点に1、4、7、10、13の日・月・年が経過する各タイミングで、六白金星×南東の方位が持つ「吉効果」が得られる。その場所が温泉ならサイコー!

 

と、いうような論調だ。

 

この考え方は、古代王朝の「夏」や「殷」を発祥とする風水(正しくは、堪輿/かんゆ、又は かんよ)や奇門遁甲とは別物で、近代「日本」が発祥となったオリジナルなのだが、現代では「古代中国」が発祥とキャッチコピーに詠った方がセールスメリットになるのか、そのような書籍が多い。

 

まぁ、コレも本題とは関係ない。今回は省略しよう。

 

とにかく前述の例は、正しく名づけるなら方位学とでも呼んだ方がまだ近いのだが、とりあえず今回は「気学」と呼んで原稿を執筆するとしよう。

 

さてこの、いわゆる気学なのだが。ウソかホントかと問われれば、大まかには「ホント」である。

 

確かにその時、その方位に、その神はいる。正しく記すならば、六白金星×南東にあるとされる種類のエネルギーが、そこにはある。

 

だが。

 

生まれ年が五黄土星なら吉だが、六白金星の者が同じことをやると、大凶だとされている。いやいやちょっと待ってくれ、という人は多いのではないか?

 

例えば、夫婦と子1人の3人家族で、子は生まれ年が五黄土星だが、夫婦は2人とも六白金星の同級生。こんな家庭はいくらでもあるし、生まれ年が違う似たようなケースなどは、上げたらキリがないだろう。

 

じゃあ、子のために前述のスケジュールで南東へ一家で家族旅行に行ったら、両親が不幸になって子は幸せになるのか?前述のスケジュールで出張がある六白金星生まれの者は、不幸になるしかないのか?

 

と、まぁ。このようにツッコミどころ満載なのが、現代の「気学」や「風水」とされる「ビジネス」である。

 

まんざら「ウソではない」ので、タチが悪い。本来は、マイナスへの対処法も併せて示すべきなのだが、それをやってしまうと商売あがったりの人たちも多くいるのだろう。

 

なにはともあれ。

 

とにかく「凶方位に行ってしまった。」「凶方位に行かなくてはならない。」そんな時に、その凶効果を帳消しにして、プラスにもできる方法を今回は記すとしよう。

 

対処法はカンタンだ。「大祓詞」を使うと良い。毎年「夏越大祓」「師走大祓」などで奏上されている、神社で神職が詠む「祝詞」のひとつだ。

 

例えば。3泊4日で大凶方位に行ったなら。

 

「大祓詞」を隠語唱法(※=声に出さず、口の動きだけで祝詞を奏上する唱法のこと)による念唱を、3回~4回することで±ゼロだ。この場合、5回目からは方位のままプラスに転じる。

 

こんな方法もある。

 

あなたが神代文字を正しく書けるのなら「大祓詞」を1回書して、自宅近くの神社にでも奉納すると、それ1回で±ゼロだ。

 

あなたが自運に至った神代文字を書けるようになって、1年目なのであれば。

熟練度にもよるが、平均して1回で「大凶×7日分」くらいは帳消しになる。余った3日〜4日分の効験は自分のプラスエネルギーだ。

 

さらに「併せ技」として。隠語唱法での念唱をしながら1枚書いたなら、自運1年目の腕前だと1回で3回書したのと同じくらいの効験があるので、コレ1回で「大凶×21日分」が帳消しだ。

 

1週間、旅行や出張に行った。それが気学では「大凶」だった。調べると不吉なことばかりがたくさん書いてあって、とても心配だ。

 

断言しよう。そんな心配は、無用である。

 

大凶方位のエネルギーを帳消しにするための「最速」対処法は、帰宅したら「大祓詞」を用いる。コレでチャラである。

 

この世のすべてのモノ・コトは「+」と「-」で出来ている。

 

心配無用である。

 

 

秀麻呂